塾通わしてもらった歴13年 講師歴5年が思う最強塾活用術 ~マインド編~

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自己紹介

どうも初めまして、トムトムです。こういう教育の話を書くにあたって少し自分の事を書きたいと思います。まず私の学歴として、公立小学校⇒公立中学⇒私立高校⇒浪人⇒中堅公立大学⇒中堅公立大学大学院です。

多分ここまで読んで、眉間にしわを寄せる人がほとんどでしょう。だって13年間も塾に投資したのに、最終ゴールが中堅公立大学ですから。今から子育てする人から見たらため息が出てしまうと思います。

ではもう少し詳しい話をしますと、私はありがたいことに塾デビューを小学1年生の時にしました。最初は公文で小学4年生まで通っていました。ちなみにこの時に受講した科目は国語だけです。小学4年生の時に一緒に公文に行っていた友達が成基学園に通い始めたので、僕も講習だけ参加してみようといってみたら、いつの間にか入っていました。けど小学6年生の始めの時に仲のいい友達が辞めてしまって、勉強するのも嫌になって辞めてしまいました。成績とかずっと上がりもしないし、下がりもしなかったと思います。

次に半年ぐらい休んでから地元にある開成教育セミナーにいつの間にか通っていました。まあ地元にずっとあった塾なので定期テストの過去問やその他もろもろ有利だなと思って行っていました。ここでも多少の成績の伸びはありましたが、結局キープぐらいであったと思います。

私立高校に入って、塾から解放されると思いきや、高1の4月から東進衛星予備校に通っていました。ここで衛星授業を始めて受けたのですが、僕みたいな怠惰な野郎には授業時間=睡眠時間であったり、普段より集中できていなかったと思います。でも今井先生の雑談だけは面白くて、全力で聞いていました。(笑)

そんなんで大学も受かるわけなく、駿台予備校で1年間浪人して、現役でも、出願していたら受かった気がする大学に合格し、気づいたら大学院まで進んでいました。

塾に対する考え方

さて大学に進学後は、地元の塾がアルバイトを募集していたので応募し、気づけば5年間教えています。そんな塾で様々な生徒を教えていく中で、これまで自分が塾に対する思い違いをしていたことに気づきました。まずこれまでは

塾=勉強できない人のための

と思っていたわけですね。薬って飲んでいれば自動的に病気が治るじゃないですか。例えば、高血圧と診断される前と後で同じ食生活を送っていたとしても薬を飲んだら自動的に血圧が下がりますよね。つまり自分から何もしなくても薬さえ飲めば物事は上手くいきます。僕も塾に通っている時は、通っているだけで成績が上がると思っていました。なので塾では勉強するけど、家帰ったら寝るか、テレビ見るかの2択でしたね。

でも塾講師を始めて思いましたよね、

週1回の授業を受けるだけで成績上がるわけないじゃん

だって1時間ほどの授業を受けるだけで、成績が上がるならみんな苦労しませんよね。ここで初めて、自宅学習の大切さを学びました。多分過去の自分にモノ申すなら

  • 頼むから宿題はやってくれ
  • 頼むからノートはきれいに書いて(せめて読める字)毎日見直してくれ
  • 塾は薬ではなく、ダンベルや

多分この2つだと思います。

1つ目については僕は本当に宿題をやらない、もしくは答えを写していました。そもそも学校も塾でも宿題いっぱい出るし無理やーってなってましたもん。そんな中でマンガ読みたい・ゲームしたい・テレビ見たいなど誘惑もたくさんあるわけですから。家で一切ペンを持たなかったと思います。こんなんで成績上がるわけないですよね、でもこの時僕は塾という薬を使うだけで成績が上がると思っていました。

2つ目については、僕は本当に字が汚いです。いつもクラスで1位、2位を争う字の汚さです。そんな字でノートを書くのですから、後から見返すつもりなど全くありませんでした。こんな僕がノートを見返すことを覚えたのが、大学の2回生の時に真面目に授業を受けたのに必修の単位を落とした時です。再履修を落としたら留年が待っていましたから必死にノートを取り、何回も見直し全部覚え、無事単位をもらいました。この時に生まれて初めてノートを取る大切さを学びました。

3つ目はこの時の通りです。家に筋トレをしようと思ってダンベルを購入している人も多いのではないでしょうか?ダンベルでなくとも筋トレグッズやダイエットグッズでも同じです。それらを使って努力をすれば望む結果が得られますよね。逆に家においてあるだけではどうでしょうか?筋肉も着かないし、ダイエットもできないですよね。正直ただ塾に行っているだけでは家にダンベルを転がしているのと同じです。週に1回1時間授業うけたとて変わらないです。例えば家で週に1回ビリーズブートキャンプをやるだけで劇的に体形が変わるかと言われば、ほとんど変わらないと思います。

ここまでいろいろ語って来ましたが、言いたいことをまとめると

塾は行くところではなくて、上手く活用するところなんや

という事です。塾は薬ではありません。ダンベルです。上手く使わないと筋肉が付きません。筋トレに興味ない方に対しては、塾は超高級な包丁と例えましょうか。どんなに切れ味の良い包丁を持っていたとしても、その包丁を使って練習せずにはキャベツの千切りが上手くなることはないですよね。

塾は行くところではありません。活用するところです。それを今、塾やサテライト授業をただ受けているだけの学生さんに伝えたいです。