社会進歩指数で考える世界をよりよくする方法

学んだ事


今回の話は経済を発展させることで今地球が抱えている問題を解決することが出来るのか??という話題について話していきます。

今回参考にさせてもらったTEDは以下の通りです。

社会進歩指数があなたの国を暴く

https://www.ted.com/talks/michael_green_what_the_social_progress_index_can_reveal_about_your_country/transcript?language=ja

まず初めにあなたはSDGsを知っていますか?日本ではG20が開催されたあたりからよく言われてきた言葉だと思います。これは2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。ここには2030年までに解決するべき17個の問題を挙げられており,これを解決するために,世界中で取り組まれています。

この目標を達成できるか否かを試算したのが今回の論者です。結論といたしましては、このまま経済発展させても難しいが考え方を変えれば実現は可能という事でした。

今回、今ある現状と目指すべき姿を考えるために、「社会進歩指標」(Social Progress Index)を用いていました。

この指標を使えば,国際目標が目指すすべての項目を測り,1つの数値をまとめ上げて評価し,進歩を時系列で追うことが可能です。

そもそも「社会進歩指標」(Social Progress Index)というものをご存知ですか?

これはGDPに囚われず,社会的な幸福感を測定する指数です。評価の基準には以下の3つが挙げられています。

・1つ目は全ての人が食糧や水,住居や安全と言った生存に不可欠である「人間の基本的欲求」が備わっているか。

・2つ目は全ての人により良い暮らしの基礎となる教育,情報,あるいは持続可能な環境が与えられているか。

3つ目が生活向上の機会が様々な権利や選択の自由や差別からの解放や世界中の最先端の知識へのアクセスを通じて,すべての人に保証されているか

この指標で計算すると2015年段階では各国で点数がばらついておりノルウェーでは100点満点で88点です。最も成績の悪い中央アフリカ共和国は31点です。ちなみに日本は15位となっています。各国の点数を人口を加味して平均を出すと61点です。このSDGsを達成する為には、スコアを世界平均を75点に持っていく必要があると論者は言っていました。

ここで1つの質問ですが、幼き頃からアフリカなどの発展途上国で飢餓がヤバい!!半端ないという事を聞き続けていると思います。そして今でも聞くと思います。実際は飢餓は増えているのでしょうか?それとも減少しているのでしょうか?

答えは減少しています。1990年では世界人口の36%が苦しんでいたのですが、2015年までには12%まで減少しました。これの理由としては中国とインドが経済発展していったからです。なので他の問題も経済成長で解決できるのではないか?と思うと思うじゃないですかーそれが違うんですよね。2015年では人口1人当たりのGDPは1万4千ドルです。もしこれが1人当たりのGDPが2万3千ドルに上がったとしても社会進歩指数は62.4にしかなりません。これはなぜでしょうか?GDPの成長には様々なリスクがあるからです。例えば環境のコスト、肥満のコストなどなど。つまりSDGsを達成するには全く違う基準で考える必要があります。そこで今回は社会的指数で考えました。

ではどのようにしたら社会問題を解決できるのでしょうか、1つの基準として、世界中の国の市民が自分の国の通知表のような採点する機会を設け、すべての国で達成されるような仕組みを作る事です。そして、毎年国民に説明責任をすることが大事であると言ってました。以上で動画は終わりです

この動画を見て思ったことは

現在もこのSDGsを達成する為に各国が取り組んでいます。掲げられている目標は、具体的な数値目標でなく、推進するであったり、確保するというあいまいな基準が多いので達成できたかどうかっていうのはそれぞれの国の主観になってしまうと思います。確かに国によってスタート地点が違うので何とも言えませんが、数値目標を立てることが必要なのではないのかと思いました。そこでこの社会的指数が使えると思いました

しかしこの社会的指数がメインになることはないと思います。今、世界の発展具合を測る物差しはGDPです。これは単純に経済の事だけを考慮して環境問題や社会的な問題は考慮されていません。また各国のパワーバランスを測るのものの1つにお金が含まれています。つまり社会的指数が良いからと言って他国にマウント取れるかというと怪しいと思います。活用方法としては僕らが何処の国に移住するかというときに見るぐらいでしょうか?(笑)その為、環境や人権などにもっと価値がおかれる社会変わることがあれば、より持続可能な社会に近づけると思います。