中高生への数学の教え方
今回は数学の教え方について、書いていこうと思います。
数学と英語って、塾に行くとみんながとりあえず受講する教科ですが、なかなか成績が上がる人は少ないかなと思います。
というのも、英語や社会のように暗記したらある程度の点数が取れるというものではないからです。
しかし、土台がしっかりとでき、パターンを覚えたら、点数が上がるのも確かです。そこで、どういった手順で教えたら良いか書いていきたいと思います。
数学を学習するステップ
- 計算速度・正確さを究める
- 日本語を式にする能力を高める
- 重要な公式の暗記をする
- 教科書の例題など、パターンを覚える
- 演習問題を解く
どの学年でも、どの分野でもこの流れかなと思います。
そして1と2は日々の訓練で3〜5は学校の授業や塾での取り組みかと思われます。
なので、小学生や中学生の早い時期から1と2に取り組んでいない人ほど、数学ができない傾向があります。
なので数学苦手な子には、まず計算練習から初めてもらう必要があります。
1. 計算速度と正確さを究める
この能力を極めるには、
- 100マス計算
- 途中式を綺麗に書く
この2点が重要です。
小学生や中学生1.2年生の間は100マス計算で計算速度を上げてください。
計算速度が上がると、学校の授業中でも余裕ができて、ついて行けるようになります。
また宿題とか出ても、授業中にある程度終わらせることもできます!
しかし、中学3年生や高校生になるに従って、途中式をしっかり書くことも重要になります。
塾講をやってて、やっぱり数学できない子に限って、途中式は飛ばすし、字は汚いし、式を横に伸ばす癖があります。
式を横に伸ばす癖とは
x+2y+2c=x+2(y+c) と書くことです。
もし計算ミスしたくなければ、縦に伸ばしてください。例えば
x+2y+2c
=x+2(y+c)
とすることです。どうですか、縦に伸ばすことで、元の式と比較しやすくなりませんか?これだけで計算ミスがグッと減ります。
2. 日本語を式にする能力を高める
数学の鬼門としては、文章題が挙げられるとも思います。
速さ、時間、距離の問題や食塩水の問題をはじめ、動く点Pとかもこれに当たるかなと思います。
もしこれが苦手だと思うのであれば、中1の問題から解き直してもらいたいと思います。
ポイントとしては、例えば以下の問題があったとすると
〇〇は▲▲の2倍である
〇〇=▲▲❌2
と数式を作ります。この時「は」⇨ =,「〜の」 → ❌
と読み替えると楽に立式できます。
他にも、食塩水の問題や、点を動かす問題はイラストや図を書いて、ルーチーン化することが重要です。
3〜5について
3〜5については、教科書の例題が一番問題数が少なく、勉強しやすいです。
やる気ある人は、チャートの例題でも大丈夫です。
正直、模試とかはチャートの例題を完璧にしておけば、大抵見たことある問題に早変わりにすると思います。
もうちょっと数学を得意になりたかったら、授業中に公式と例題をマスターしちゃうと数学に費やす時間を減らすことができます!!
さらっと書きましたが、数学苦手な人は、計算速度と正確さが弱いです。そこを伸ばすことで、「苦手」から「まし」に変わると思います。
がんばっていきましょう!!