塾通わしてもらった歴13年 講師歴5年が思う最強塾活用術 ~勉強方法編~
さてこれまでの話で、塾に対する考え方について語りました。。簡単に言うと塾は成績を上げてくれる魔法の薬でなく、ダンベルのように的確に使ってこそ効果がある物であるという話です。
次の記事では、塾の選び方です。つまり問題の答えを教えてくれる塾でなく、勉強の仕方を教えてくれる塾を探してください。という話です。塾の選び方として、口コミを活用したり、体験授業などを受けて、お子さんに受業の様子を聞くのが良いです。
3つ目の記事で塾の活用方法について書きました。簡単に言うと、ある単元について自学自習をします。そこで調べても特にわからない部分を講師に聞く事が一番いいです。そして可能であれば、講師の体験や勉強している事を話してもらうことでお子さんの視野を広げてもらえれば、最高だと思います。
さて今日は勉強の仕方について早速説明したいと思います。
①教科書を音読する。②教科書の内容をまとめる。
まずはこの2つです。ちなみにこの方法は偏差値が65を超えない教科向けです。また偏差値が目も当てられないくらい低い子や、偏差値が伸び悩んでいる子も上手く打開していきました(多くの偏差値50台で伸び悩んでいる生徒が60超えていきました)。
ちなみにこの方法でうちのアラフィフのおかんが保育士の資格を取りました(笑)。
多分今まで教育を受けてきて、教科書はごみのように扱われたことが多いと思います。
しかし教科書は国がこれだけは学んでおけという内容を不足なく盛り込んでいます。また学校のテストや入試問題も基本的に教科書の内容を超えて出ることはないです。(出る時は詳しい説明があるか、初めて見るが原理は教科書に載ってるとかはある。)つまり教科書の内容をマスターするのが普段の定期テストや入試対策への近道と言えます。
まず①の教科書の音読について説明します。
教科書を音読するメリットは3つあります。1つ目は頭を勉強モードに切り替える。もしくは勉強する脳を作るという事です。これは”これまで勉強してこなかった人”ほど効果的です。文字を見ることでアレルギーが出る人も頑張って音読してください。だんだん慣れてきます。机に向かってガリガリ勉強するのはある程度勉強に慣れてきてからです。(特に音読をしている最中は、他の事を考える暇もないのですぐにスマホに手が伸びてしまう人にも効果的です。)
また2つ目は読めない漢字や意味が分からない単語を炙り出せるという事です。教科書に載っている感じは基本的に常用漢字を用いています。つまり読めないといけない漢字がほとんどなのです。なので最低限の漢字を読めるようになります。
3つ目は国語力が鍛えられるという事です。音読していて詰まったり意味が分からなくなることがあると思います。その場合の原因として言葉の意味が分からないと文章のつながりが理解できないの2つです。言葉の意味が分からない場合は、前に戻ったりすると必ず意味が書いてあるので探し出してください。文章のつながりが理解できない場合は国語力が無いと思います。教科書は誰が読んでも理解できるように作られますし、作られていないといけません。そんな教科書を読んで文章のつながりが理解できないなら、あなたの勉強不足だと思われます。
もし文章のつながりが分からなくなったら、3つ試してみてください。1つ目は主語と述語だけを確認する。これでその文章の方向性がわかります。2つ目にこれやそれなどの指示語に当てはまる言葉を探して、入れてみてください。基本的にすぐ前にあります。3つ目は少し先まで読むという事です。その先の内容からわかるかもしれません。それでもわからない場合は学校の先生や周りの人に聞くといいと思います。
次に②の教科書の内容をまとめる について説明します。
これは少し取り組めるという人に向けての勉強方法です。てか教科書を使って勉強する目的はまとめるという作業を自分で出来るからと言っても過言ではありません。
というのも市販の問題集やテキストは残念ながら、すでに表や大事なところだけ抜き出すなどしてまとめられています。特に伸び悩んでいる人ほど多いのが、そのまとめられたものだけを単に覚えただけという風になっていることです。確かに偏差値60前後まではそれで乗り切れるのですが、それ以降は難しいものがあります。
また教科書では段落や章毎に区切られていることが多く、レベル別に段落毎にまとめたり、ページごとにまとめたり、章ごとにまとめたりと段々と成長していけます。
まとめ
今回は勉強方法として、教科書の大切さを書きました。普段、学校現場や塾ではごみのように扱われることが多いと思いますが、勉強したことが無い人、また伸び悩んでいる人ほど教科書に戻ってくるべきです。現在、生涯教育という単語が流行ってきています。社会人になってから大学通う人や資格を取る為に勉強する人が増えてきています。そういった流れに乗りたいけど、勉強してこなかったと言って諦めるのは辞めてください。一度勉強すると決めたら、よくわからなくても教科書の音読をしてください。だんだんと頭も勉強モードになり理解できるようになるはずです。